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機動戦士ガンダム ギレンの野望 【きどうせんしがんだむ ぎれんのやぼう】 ジャンル 戦略シミュレーション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 セガサターン 発売元 バンダイ 開発元 CSK総合研究所(CRI) 発売日 1998年4月9日 定価 7,140円 判定 良作 ガンダムシリーズリンク 概要 戦略SLGとしてのゲームシステム 評価点 ガンダムゲームとしての味付け 問題点 総評 余談 概要 TVアニメ『機動戦士ガンダム』で描かれた一年戦争をメインに据えて、本格的な戦略SLGとした作品。シミュレーション要素を持ったガンダムゲームとしては、これ以前にも『ガチャポン戦士シリーズ』『スーパーロボット大戦シリーズ』などがあったが、SD化されているものが多く基本的にはライトなゲームであった。それに対し、本作では軍の総司令官として、諜報・軍事・資金確保・部隊編成など、様々な作業を行わなければならない。 ジオン公国軍(ギレン・ザビ)と地球連邦軍(レビル将軍)のどちらか一方を選んでプレイする。それぞれゲーム開始時の状況、勝利条件、使用できる兵器やキャラクター、発生するイベントなどが大幅に異なっている。 従来のガンダムゲーに無かった骨太なシステムはガンダムファンに絶賛され、多くの中毒者を生み出した。 戦略SLGとしてのゲームシステム 基本システムは、自軍と敵軍が交互に行動を行うターン性のSLG拠点を占領したり、兵器を開発したり生産したり、部隊を編成したり…といった、戦略SLGの基本システムに準拠している。また、四角マスではなく、六角へクスである。 補給ラインの存在自軍が確保している補給ライン上では自軍ユニットの移動力が2倍になる他、物資が多少回復する。また拠点ポイントはその上に居れば自動補給されるが、自軍側から補給ラインが繋がっていないと補給されない。物資は移動や戦闘で消費し、特に戦闘で大量に消費するため、補給ラインを意識した進軍をしなければあっという間に物資切れを起こしてしまう。物資切れとなったユニットは1ターンに1マスしか移動できず、戦闘を仕掛けられず、攻撃されても防御しか出来なくなるため、鉄屑も同然になる。自軍としては極力防ぐべきだが、敵軍の強力なユニットに対して補給ラインの切断や物資切れを狙うのは非常に有効な作戦。 当初敵軍はシルエットでしか見えず、索敵コマンドにより詳細な能力が分かるようになる。索敵に成功しなければ射撃攻撃の命中率も落ちるため、索敵は非常に重要なコマンド。索敵能力を持った機体でしか実行できないコマンドであり、また戦闘と同じだけの物資を消費するので、レーダー機能に優れた艦戦や偵察機はほぼ必須。 当時の戦略SLGは対戦可能なのが当たり前であり、本作の1人プレイ専用戦略SLGという割り切りは極めて画期的であった。しかしそれでヌルくなることもなく、歴史のIFを実現させるために戦局をどう進めるかなど、難易度はむしろ高め。こうした子供向けを捨てた大人向けのデザインも、むしろ広範囲のファンに支持されるようになった。 評価点 ガンダムゲームとしての味付け 本格的な戦略SLGとしてのシステムをしっかり構築した上で、さらにガンダムゲーとしての要素が盛り込まれている。 宇宙世紀ガンダムの象徴的存在とも言える「ミノフスキー粒子」。戦艦や一部のユニットはミノフスキー粒子を散布することが出来、この濃度によって射撃攻撃の命中率が低下する他、索敵の成功率も落ちる。索敵成功しないと更に射撃命中率が落ちる。 ブライトさんがよく言う「ミノフスキー粒子、戦闘濃度散布!」は確かに有用な行動だったのである。それくらい目に見えて効果があるため、優位を保つには粒子散布も戦術に組み込んでいく必要がある。 地球連邦軍、ジオン公国軍など、原作に処したユニットとパイロット。 連邦ならアムロやガンダム、ジオンならシャアやザクなど、原作通りのパイロットがそれぞれの軍に所属し、原作通りのMS・MAを開発・生産できるようになる。「アムロをガンダムに乗せて戦わせたい!」というファンの思いも容易に実現可能。それどころか原作ではかなわなかったアレックスやらフルアーマーガンダムにすら乗せられる(後述)。さらに、MSVや原作で設定のみだったユニット・パイロットも多数収録されている。 各パイロットには射撃・格闘・反応などの「戦闘能力」と指揮・魅力などの「指揮能力」があり、指揮官の指揮範囲内では指揮官の能力に応じて戦闘能力にプラス修正を受ける。この区別によって、「パイロットとしては優秀だが指揮官としてはイマイチ」「指揮官としては優秀だがパイロットとしては使えない」等の原作イメージの再現に成功している。アムロは典型的な前線パイロットであるし、シャアは原作通り「パイロットとしても指揮官としても優秀な超エースパイロット」となっている。 能力により傾向も再現。ハヤトは射撃が得意だし、マ・クベは格闘が得意、シローは耐久が高いなどなど。ただし本作の耐久は能力値×4をHPにプラスという、元から高耐久だったり後になるほど無価値化するという仕様だったため、次回作から修正されている。 階級の高さによって指揮影響が重複した場合の優先順位が決まり、指揮影響範囲=自分以外の部隊への影響の範囲も広くなる。よって「階級だけ高い無能」が居ると有能な指揮官が本領発揮出来ないという点までできている。またバニングなど有能な隊長は、指揮能力は高いが階級は低い。 本作のオリジナルキャラクターやオリジナルMSも存在し、それらは後にGジェネレーションシリーズにも登場するようになった。 連邦、ジオン軍の特徴もしっかり出ている。 連邦側はモビルスーツ関連の開発で後れを取っており、開始時は航空機や戦車で戦い抜く必要がある。また体制的にエースが活躍しにくい状況が強調されているのかエース専用(1機編成)機体の大半が生産制限がかかっており、パイロットが活躍しにくい。しかしモビルスーツが量産できるようになると、水中用を除けば比較的優良な物が揃っておりコストパフォーマンスが高く、ガンダムでの史実に則った物量作戦で押していける。地上奪還→宇宙にて決着と言う流れのために状況を掴みやすく(*1)イベントが自軍にとって有利に展開される事もあって難易度は(ジオンと比べて)低め。 後の作品でも「ガンダムが量産可能」、「後継機が追加」といった要素のおかげでジオンよりも難易度が低いことが多い。 ジオン公国側は開始時からモビルスーツの量産が進んでおり、ザクIIシリーズを中心に展開すれば地球侵攻作戦は比較的有利に進む。反面モビルスーツ以外の戦力、輸送手段に関しては序盤では後れを取る。パイロットの個性を尊重する土壌を反映して専用機や生産制限のない指揮官専用機、モビルアーマーが多数開発できパイロットが存分に能力を発揮できる。連邦のモビルスーツ開発に関してはある程度進行した後で開発に専念しドムを量産すれば後れを取る事はない。ルナ2やジャブローを終盤まで攻略できず、イベントで攻め込まれる事があるために全軍を地球か宇宙のどちらか一方に集中しにくく、イベントで死亡者が出る事もあって難易度は若干高くなる。 広範なガンダム世界の網羅 本作では実質一年戦争限定だが、MSVやペズン計画、ジャブロー攻略用MSなど、映像化したことが無かったマイナーな設定やMSも網羅している。 こうした設定などが埋もれず忘れ去られなかったのは、本シリーズによるところも大きい。 シミュレーションというシステムもキャラクター数などを拡張しやすく、以降のシリーズで様々なゲームなどのキャラクターやモビルスーツなどが取り込まれることになる。 ガンダム世界における量産機と高性能試作機などの再現 ユニットには射撃武器・耐久力・移動力などの性能の他に「限界」があり、優秀なパイロットが乗ってもこの限界以上に性能向上しない。これによりカスタム機などと量産機の区別化が図られている。 新規開発機体は開発費用だけで1体製造でき、後の高性能機の開発可能トリガーになっていたりする。また限界も高い。これによりガンダム世界では多い「高性能試作機&エースパイロット」が無理なく配備できる。 シャア専用ザクなど専用機はそのパイロットが乗ると限界が上がる。これにより優秀な能力を遺憾なく発揮できる、正しく専用機といえる。 武器の使用数や攻撃回数などもパイロットの能力によって増えるため、ケンプファーなど高能力なパイロットが乗ってこそ本領発揮する機体もある。 一方で量産機は、限界が低いが基礎能力は十分でコストパフォーマンスが良好。基軸はエース&高性能機、数は量産機で、優秀な指揮官や二線級パイロットには高性能量産機を…という点も再現。 IF設定の存在。 原作つきゲームながら、原作のストーリーに囚われず、ジオンで連邦を倒すことも普通に可能。原作では出会わなかった「アムロvsガトー」など、「あのキャラクター同士が出会っていたらどうなっていたか?」にもオリジナルの会話にて再現している。それだけではなく、「ランバ・ラル隊でホワイトベース隊を撃破」「ホワイトベース隊をルナツーで早々に解散する」など、完全にオリジナルの戦史にも出来る。もちろん以降もifを踏まえて戦況が変わっていくため、「より有利に進めるべくif展開を起こす」「縛りプレイとしてif展開のルートに進む」「ギャンだ!ギャンを量産しろ!ジオニックなんかくそくらえだ!」などなど、色々と応用可能。 シナリオの進行状況によっては「第三勢力」が登場する。キシリアが総帥となる「正統ジオン」、キャスバルが旗揚げする「ネオ・ジオン(キャスバル)」、『Zガンダム』内で反ジオンを標榜する「ティターンズ(ジャミトフ)」などの新勢力が発生して三つ巴の戦局が展開される。そしてこれらの勢力を打ち倒すと、自分がこれらの勢力でプレイできるようになる。 なお本作では、ティターンズ、ネオ・ジオン共に一年戦争の最中に結成される為に、正統ジオンと同様の事実上オリジナルの第三勢力となる。そのためネオ・ジオン、ティターンズ関連イベントは、続編・移植作品とも原作とも異なる本作独自の展開となっている。 問題点 難易度が高い。単に戦略SLGとして見た場合、難易度はそれほど高くない。優秀なパイロットを強力なMSに乗せてやれば一騎当千の働きをするし、主戦力で集中攻撃をすれば敵拠点の占領も難しくない。ただ、それはあくまで戦略SLGに慣れたプレイヤー視点での話であり、本作の購買層となるのはガンダムファン。本格的な戦略SLGに触れたことのないガンダムファンにとっては極めて難解なゲームである。ゲーム開始しても膨大な情報が提示されるのみで、(戦略SLGとしては当然だが)チュートリアル的要素も一切ないため、何をどうやってゲームを進めれば良いのか全く分からない。その為に慣れるまでは手探りで色々試していくしかない。 連邦軍シナリオ MSを生産出来ない序盤から中盤にかけて、かなり難易度が高い。ジムを量産出来る様になると一転して大幅に楽になるのだが。 完全に打つ手無しではなく、ジオン側が乏しい航空ユニット等を駆使して削って行けば凌ぐことは可能。V作戦を実行すればLV無視で生産プランが出現することもあってそこまで酷くはない。 ジオン軍シナリオ 地上・宇宙に戦力が分散されている事と、襲撃・死亡イベントが多い為に連邦側よりも(シリーズ通して)難易度が高い。ジオンは原作で敗北した側であるのでその設定が忠実に再現されているとも言えるが今作の事実上の主人公はギレン・ザビなので、慣れない内にジオン側を選択して詰まってしまったプレイヤーもいたと思われる。 但し、今作は150ターン経過すると強制的に休戦が締結され、その時の所持拠点数で勝敗が決まる(*2)。 ジオンは序盤は機体の性能と地球侵攻作戦で圧倒できるので比較的優位を保ちやすく勝利を目指す事自体はさほど難しくはない。 ネオ・ジオン(隠し勢力)) 一年戦争中にシャアがジオン・ダイクンの子であると明かして立てた勢力。領地数こそ少ないが開始直後から強力なキャラクターとユニットが存在するのでかなり難易度が低い(出現、使用できる条件が厳しいので当然だが)。 開始直後からエルメスを所持、生産可能で(本来なら終盤に開発する筈の)G-3ガンダムを所持していると書けば凄さがわかっていただけるだろうか。 ジオン・連邦のキャラクターをかなりの数引き抜いているので、両軍が弱体化しているのも難易度の低下に拍車をかけている。 なおこのネオジオンは小説版ガンダムの設定がかなり盛り込まれている。 正統ジオン(隠し勢力) キシリアが父デギンを謀殺した兄ギレンに反旗を翻し、そのギレンを原作で行った暗殺ではなく軍勢で倒そうと立てた勢力。開始時の領地はネオ・ジオンと同じだが、初期ユニットがかなり見劣りするので連邦やジオンよりも厳しい。 ただしジオン側の人材を引き抜いているので、ジオン側がやや弱体化しているのが救い。また高級将校が多く、指揮影響では有利に立ちやすい。パイロットも数は少ないがニュータイプは多い。 ティターンズ(隠し勢力) 今作最難関の難易度。拠点が各地へ攻め込むのに手間がかかる上に連邦ジオンの両軍から攻め込まれる可能性のあるルナ2、人物は質量共に少ない、と前途多難。 特にパイロットに適した人物が2人(Z以降に登場した人物は未登場)しかいないので、ジャミトフ自身も前線で指揮を執ってカバーする必要がある。 この勢力の特典として連邦とジオン両側の兵器の製造が可能、量産可能なRXタイプG-TITANSの開発ができる。乗せられるパイロットが居ないが… PSP版「アクシズの脅威」以降は、難易度を自由に選ぶ事が出来るようになった。 低難易度だと最初から強力な機体が配備されていたり、敵が索敵やミノフスキー粒子散布を行わないなど遊びやすくなっている。 それでもゲーム自体の難解さは変わらない為、一番低い難易度でもSLG初心者お断りである事に変わりないのだが。 一部の機体には生産数制限がある。ガンダム(RX-78-2)は1機だけ、ガンキャノンは3機までといった具合である。RX-78-2ガンダムをエースパイロット全員に回したくても、1機しか生産できない(*3)ため不可能。 ただ、ガンダムは早期から作れる割に、ゲルググ並の攻撃力とゲルググをはるかに上回る耐久力を持つ超高性能機であり、しかも今作はパイロットが乗っていなくてもかなり固いので、もし量産できた場合ゲームバランスが崩壊していた可能性が高い。 実際次回作では…。 量産MS(ザクなど)は3機編成で1ユニットを構成しているが、パイロットを量産機に搭乗させると、パイロット搭乗機のみの1機編成ユニットになってしまう。二流以下のパイロット単機のザクと、無名パイロットのザク3機では、耐久力と攻撃回数の関係で後者の方が強いことも多い。ジオンには二流・三流パイロットも多いため、パイロットを搭乗させない方が強い、というおかしな現象が起こってしまう。 この煽りを受けるのは実は連邦軍だったりする。というのもジオン側はエース専用機ともいえる1機編成機体が量産可能だし、型落ちした専用機に二流以下パイロットを乗せることなどで対応可能だが、連邦側はエース向けは大半がガンダム系のMSしかなく、しかも生産制限が厳しいのでMSパイロットの機体の割り振りがかなりシビアである。どノーマルなジムに乗るバニング隊長というのもある意味原作通りではあるのだが。 なお一部のエースパイロットを特定の機体に乗せると、自動的に隊長機の象徴である「角付き」になる場合がある。 戦略規模の全面戦争を題材としており「戦略SLG」を名乗っているが、実際のところプレイヤーが戦略レベルの思考を行う余地は多くない。 敵重要拠点を攻めるためには「攻略作戦」を発動する必要があるのだが、その発生順がほとんど固定されている。例えば連邦軍で始めた場合、最初に「ペキン攻略作戦」が提案されるが、それを実行しペキン基地を攻略するまで次の攻略作戦は提案されない。ペキン攻略後「ハワイ攻略作戦」が提案され、それを終えるまで次の作戦は提案されない。このように敵重要拠点の攻略順が固定されているため、ある程度自由な進軍が出来るとは言え、大枠での進軍は一定となっているのである。 ジオン側では、宇宙において連邦軍が唯一押さえている「ルナツー」が非常に目障りなのだが、これを攻略する作戦がなかなか提案されないばかりか、先に連邦軍の本拠地を狙う「ジャブロー攻略作戦」や「最終降下作戦」が提案されたりする。 とはいえ「いつ攻めるか」という判断は本作でも重要である、というのも攻略作戦実行時に攻略目標拠点に固定ユニットが追加され、拠点攻略数によって敵軍のユニットの質は決められるために、迂闊に進撃し続けるとこちらのユニットが敵軍のユニットの進化に追いつかず、今作の仕様上ユニットの密度も上昇する為に苦戦するようになる。 地球連邦であれば原作同様GMの配備を待たずに、少数の試作MSと大量の戦車・戦闘機でオデッサ作戦を決行する(*4)、ジオンであればあえて拠点攻略を遅らせてドムが生産できるようになってから地球降下作戦を進めていくのもまた面白い。 地上のマップが太平洋を中心としたメルカトル図法の世界地図そのままで、地球上の東西部分が繋がっていない。グリーンランドからヨーロッパへ行くために世界一周を強いられる。 保有できる部隊数は各軍150ずつ。全世界規模の戦争を描くゲームにしてはずいぶん少ない。その乏しい部隊数の中で、CPUは全ての拠点に防衛ユニットを一定数置こうとするため、敵が拠点を保有すればするほど防衛にユニットを割き、プレイヤー拠点への攻撃が散発的な物になる。そのため「拠点に防衛ユニット置き忘れた」「降下してきたHLVを放置した」「拠点に向かってくる敵を戦略MAPで迎撃しなかった」等のポカさえやらなければ拠点を取られるという事態は殆ど起きない。 最も普通にゲームを進めていけばこちらの拠点が増えて敵側の拠点が減る事となる。オマケに敵側は明らかに国力を無視してユニットを生産できるので後半になるほど敵の攻撃が激しくなる。 自軍の行動をCPUに任せる「作戦行動の委任」があまりに弱すぎる。敵と同程度の戦力ではまず負ける。敵を上回る戦力を保有していても、先述のCPUと同様の散発的な攻撃を繰り返すので、延々と小競り合いをしたまま終戦を迎えてしまう。 今作の委任は生産もCPUに委ねるので「新開発した新鋭機を廃棄」、「終盤になっても初期のユニットしか生産しない」、「敵が攻めてきているのに生産や迎撃などの対処療法すらマトモに行わない」と言った具合に明らかに敵CPUより思考が悪く、わざと敗北させる為にやっているとしか思えない程酷い有様である。 そんな委任であるが、たまに機体の生産制限を無視してガンダム等を量産してくれる。ただし生産の優先度は低いので余り宛にはならないが…。尚、漫画家の吉田創は敵の連邦軍がプレイヤーには出来ない「ガンダムの量産」をしたのを見て「どこぞのゼネコンか」と4コマでネタにした。 一部無理があるイベント展開 原作準拠の為に戦闘が起こった拠点ではイベント事に固定敵が突如出現する。例を挙げるとソロモンが陥落せず(*5)に宇宙のほぼ全域がジオンの勢力で埋め尽くされていようとア・バオア・クー周辺に連邦軍が配置される等。 ジオンからの和平交渉を無視するとコロニーを落としてきたり(*6)、ジオン軍でプレイ時に中立拠点から抗議(*7)されたりとプレイヤー、敵対勢力の行動や状況を無視したイベントも発生する。 極めつけにはジャブローを落とす為に強制的に南極条約(*8)を破らなければならない(厳密にはルナ2を核バズーカを使用して攻め落とし、サイド7のコロニーをジャブローに落とし対空網を無効化する。)事である。この作戦の立案者(デラーズとガトー)が原作で行った行動に準拠するものであるがこの作戦が立案される頃は既にジオン側の状況が有利な時であり力押しでも十分ジャブローを攻略できる状況であることが大半である。…というよりも戦況が優勢かつジオン公国が健在している状況で後の統治を(物理的、心理的共に)困難にする方法が立案され、これ以外の作戦が立案されないのか理解に苦しむ。 流石に強引だと思われたのか独立戦争記ではルナ2のマスドライバー(宇宙間での物資輸送用カタパルト)を使用した攻撃でジャブローの対空網を無効化する方法を取るように変更されている。 総評 ガンダムの世界観を上手く戦略SLGとして再現した傑作。 ゲームとして面白く、ガンダム世界の再現も文句なしであり、名実共に「一年戦争の集大成」となっている。 余談 本作の大人気を受けて『ギレンの野望』はシリーズ化され、以降プラットフォームを変えつつ何本も新作が作られ、ボリュームアップも図られてきた。 1998年10月8日、追加シナリオ集『攻略指令書 機動戦士ガンダム ギレンの野望』が発売された。 2000年にはPS、DCで第二部を加え、システム面を改良した『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』が発売された。 本作に収録されているギレン総帥の演説ムービーに使用されている「ジーク・ジオン!」の群衆の声は、「セガサターンデジタルサーカス97」のイベントに集まったファンの声を録音したものが使用されている。収録の際、練習無しで一発でタイミングが合ったのは有名な話である。 本作の1トラック目には、CDプレイヤーでの再生を警告するメッセージが入っているのだが、これが(良い意味で)ひどいミニドラマであった。原作アニメを演じた声優たちによるショートコント仕立てになっており、原作の名シーンや名台詞を原作の声でパロる行為にプレイヤーは(ある意味で)感動した。一応似たような事はGジェネでもやっていたのだが、まさか比べるまでもなくリアル指向・硬派なこのゲームでもやると思っていたプレーヤーは少なかったであろう。
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機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威 機種:PS2(Vのみ),PSP 作曲者:有馬孝哲 開発元:ベック 発売元:バンダイナムコゲームス 発売日:2008年2月7日(無印),2009年2月12日 概要 『アクシズの脅威』はガンダムの戦略シミュレーションゲーム、ギレンの野望シリーズの1つで、『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』(PSP版)をベースにZガンダム~逆襲のシャアまでの要素を加えた作品。 そして『アクシズの脅威V』はその『アクシズの脅威』の続編で、前作をベースにユニット・キャラ・シナリオなどが増加されている。 BGMは全曲有馬孝哲氏が作曲。全編で重厚的なオーケストラが使われており、かなり硬派な作風。 所属陣営ごとによって各フェイズのBGMが異なる。 収録曲(仮曲名) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル 有馬孝哲 地球連邦軍:戦略フェイズ テム・レイ軍にも使用(V限定) 地球連邦軍:行動設定フェイズ 地球連邦軍:攻撃実行フェイズ テム・レイ軍、オープニングムービーにも使用(どちらもV限定) 地球連邦軍:行動設定フェイズ(特別エリア) テム・レイ軍にも使用(V限定) ジオン公国軍:戦略フェイズ デラーズ・フリートにも使用 ジオン公国軍:行動設定フェイズ ジオン公国軍:攻撃実行フェイズ ジオン公国軍:行動設定フェイズ(特別エリア) ティターンズ:戦略フェイズ ティターンズ(シロッコ)にも使用 ティターンズ:行動設定フェイズ ティターンズ:攻撃実行フェイズ ティターンズ(シロッコ)にも使用ジオン独立戦争記「ジオン・オリジナル軍:敵思考・攻撃実行フェイズ」のアレンジ ティターンズ:行動設定フェイズ(特別エリア) ティターンズ(シロッコ)にも使用ジオン独立戦争記「ジオン・オリジナル軍:行動設定フェイズ 防衛戦」のアレンジ エゥーゴ:戦略フェイズ 新生ジオン、エゥーゴ(クワトロ)にも使用 エゥーゴ:行動設定フェイズ エゥーゴ:攻撃実行フェイズ 正統ジオン、エゥーゴ(クワトロ)にも使用ジオン独立戦争記「地球連邦軍:敵思考・攻撃実行フェイズ」のアレンジ エゥーゴ:行動設定フェイズ(特別エリア) 新生ジオン、エゥーゴ(クワトロ)にも使用 アクシズ:戦略フェイズ 正統ジオン、ネオ・ジオン(キャスバル、シャア両方)、アクシズ(グレミー)にも使用ジオン独立戦争記「地球連邦・オリジナル軍:戦略フェイズ」のアレンジ アクシズ:行動設定フェイズ 正統ジオン、ネオ・ジオン(キャスバル、シャア両方)、アクシズ(グレミー)にも使用 アクシズ:攻撃実行フェイズ 新生ジオン、ネオ・ジオン(キャスバル、シャア両方)、アクシズ(グレミー)にも使用 アクシズ:行動設定フェイズ(特別エリア) 正統ジオン、ネオ・ジオン(キャスバル、シャア両方)、アクシズ(グレミー)にも使用ジオン独立戦争記「地球連邦・オリジナル軍:作戦実行フェイズ」のアレンジ 敗北 引き分け 勝利 エンディング スタッフロール
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ゲーム概要(wikipedia) 機動戦士ガンダム_ギレンの野望_ジオンの系譜_攻略指令書 機動戦士ガンダム ギレンの野望ジオンの系譜 攻略指令書
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今日 - 合計 - 機動戦士ガンダム ギレンの野望 攻略指令書の攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 15時25分35秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V/Code 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V/Code機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V コードジェネレーター機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V ユニット 武装コードジェネレーター 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V パイロットコードジェネレーター 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V 専用機コードジェネレーター 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V役に立つかもしれないコードマスターコード 2P/3P操作変更 戦略ターン数変更 戦術ターン数変更 搭乗制限無し 配属制限無し 戦術ターン最大数変更 EXAM 部隊リスト上で機体とか変更 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V コードジェネレーター JavaScript必須 パッドコードジェネレーターはおまけ 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V ユニット 武装コードジェネレーター 09/02/13武装大杉 09/02/16チェックした項目のみ出力するように変更 武装の回数/射程/命中の最大値変更 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V パイロットコードジェネレーター 09/02/16トリアーエズ版 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V 専用機コードジェネレーター 09/02/24トリアーエズ版 機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V 視認性と修正時の手間を軽減するためすべて復号化コード マスターコードはType4を推奨 役に立つかもしれないコード マスターコード F020B9E8 0021081B 2P/3P操作変更 D0D60DC2 0000FFEB 013EB0B8 00000001 D0D60DC2 0000FFBB 013EB0B8 00000000 D0D60DC2 0000FF7B 013EB0B9 00000001 D0D60DC2 0000FFDB 013EB0B9 00000000 09/02/132P変更 R3+上でPlayer、R3+下でCOM 3P変更 R3+左でPlayer、R3+右でCOM 戦略ターン数変更 113EB142 00000xxx 09/02/13 戦術ターン数変更 013EB144 000000xx 09/02/13 搭乗制限無し 20125180 17E00002 09/02/14セーブ未反映 配属制限無し 2013ABBC 14000004 09/02/14他エリアにいても配属できる 戦術ターン最大数変更 2014D32C 2C4200xx 20119944 2C4200xx 20175558 240400xx 2017B648 240200xx 20186354 2C4200xx 20201BBC 2C4200xx 20202060 240200xx 09/02/16ターン表示未反映(5T以降) 10Tのみ確認 EXAM 201A86AC 13E0000B 201A86B8 53E00026 201A86CC 54000004 09/02/161行目 EXAM未搭載でも発動 2行目 無人でも発動 3行目 100%発動 部隊リスト上で機体とか変更 必須 200F1200 3C0F000F 200F1204 ADE20FF8 200F1208 03E00008 200F120C 27B00010 20195430 0C03C480 200F1210 3C0F000F 200F1214 3C0100D6 200F1218 94210DC2 200F121C 85F80FFC 200F1220 27180001 200F1224 3318000F 200F1228 1700001B 200F122C A5F80FFC 200F1230 8DEF0FF8 200F1234 11E00018 200F1298 03E00008 D0D60DC2 0000EFEF 20210948 0803C484 D0D60DC2 0000EFBF 20210948 03E00008 機体変更 200F1238 3838FDFF 200F123C 17000004 200F1240 95F90002 200F1244 27390001 200F1248 2B380243 200F124C 0018C80A 200F1250 3838FEFF 200F1254 53000001 200F1258 2739FFFF 200F125C 07220001 200F1260 24190242 200F1264 A5F90002 耐久変更 耐久/物資9999との併用不可 200F1268 3838FFDF 200F126C 17000004 200F1270 95F90022 200F1274 2739000A 200F1278 2B380961 200F127C 0018C80A 200F1280 3838FF7F 200F1284 53000001 200F1288 2739FFF6 200F128C 07220001 200F1290 24190960 200F1294 A5F90022 耐久/物資9999 耐久変更との併用不可 200F1268 2419270F 200F126C A5F90022 200F1270 A5F90026 09/03/01 共通△+上でOn、△+下でoff 情報メニューの部隊リストを開く 変更したい部隊を選んで○(詳細を表示させる) ×でリストに戻る 機体変更R2 次の機体 L2 前の機体 変更前の耐久がそのままになるので、編成数が増減してしまうこうなると戦闘デモでフリーズするっぽいので耐久変更も併用する 戦闘デモ見ないなら耐久変更は必要ないと思う デモOffで戦闘して本来の耐久/編成数の枠内に戻ったら大丈夫かも? 追記 耐久/編成数が本来より多い場合に関しては一旦セーブしてロードすると正常に戻る 耐久変更右 耐久+10 左 耐久-10 耐久の表示はリアルタイムで変化しないので、カーソルを動かして戻すと確認できる 編集が終わったら△+下でOffにすること 必須の太字行末のFを3にすると変更速度が速くなる、が微調整が難しい 部隊周りだとあとは疲労と士気くらいか、需要があるならエリアはリストに表示されてないし、物資はどうでもいいかなコードに関係なく疲労/士気の下にでもエリア表示してくださいよ、不便すぎ 09/03/04編成数問題は一旦セーブしてロードすると正常に戻るので、詳細表示したら耐久とついでに物資を9999にするコード追加 どうも改造フラグ(飛行ユニット)っぽいのも弄らないと、後から改造できなくなったりする場合があるこのゲームは昔から部隊No.弄れないのが不満(開発機やら何やらでごちゃごちゃしてくる)、それで作ってみたコードだけどあまり役に立たない
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機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオン独立戦争記 機種:PS2 作曲者:高梨康治、有馬孝哲 開発元:ベック 発売元:バンダイ 発売年:2002 概要 アニメ『機動戦士ガンダム』を題材にした戦略シミュレーションゲーム「ギレンの野望」シリーズの第3作目。 各キャラクターを軍団長にして部隊を編成する軍団制が導入されるなど、戦略パートが大幅に変更された。 また任意のキャラを大将にできる「オリジナルモード」なども搭載。 BGMはミュージシャンの高梨康治氏とベックの有馬孝哲氏が担当。 高梨康治氏は編曲、有馬孝哲氏はシンセマニピュレートも兼任している。サウンドディレクター・効果音制作は山田耕治氏 1年戦争のみに焦点を当てているため、BGMはジオン軍と地球連邦軍の2種類だけとなっているが、それぞれオリジナルモード専用の曲も用意されている。 収録曲(仮タイトル) 曲名 作・編曲者 補足 順位 タイトル タイトル~メニュー画面 ジオン軍:戦略フェイズ ジオン軍:作戦実行フェイズ ジオン軍:行動設定フェイズ 攻略戦 ジオン軍:行動設定フェイズ 防衛戦 ジオン軍:敵思考・攻撃実行フェイズ 地球連邦軍:戦略フェイズ コロニーの落ちた地で…より「RISE FROM THE ASHES」のフレーズあり 地球連邦軍:作戦実行フェイズ 地球連邦軍:行動設定フェイズ 攻略戦 地球連邦軍:行動設定フェイズ 防衛戦 コロニーの落ちた地で…より「SHARP FANGS」のフレーズあり 地球連邦軍:敵思考・攻撃実行フェイズ ジオン・オリジナル軍:戦略フェイズ ジオン・オリジナル軍:作戦実行フェイズ ジオン・オリジナル軍:行動設定フェイズ 攻略戦 ジオン・オリジナル軍:行動設定フェイズ 防衛戦 ジオン・オリジナル軍:敵思考・攻撃実行フェイズ 地球連邦・オリジナル軍:戦略フェイズ 地球連邦・オリジナル軍:作戦実行フェイズ 地球連邦・オリジナル軍:行動設定フェイズ 攻略戦 地球連邦・オリジナル軍:行動設定フェイズ 防衛戦 地球連邦・オリジナル軍:敵思考・攻撃実行フェイズ 敗北 判定勝利・特別勝利 完全勝利 エンディング スタッフロール
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■PlayStation Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 ■機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜 ■「參考攻略網站」 □ギレンの野望 ジオンの系譜を極める! ■「裏技・攻略」情報 ●隠藏模式(一) 在連邦DISK中令ティターンズ(ジャミトフ)、エゥーゴ、デラーズ・フリート、ティターンズ(シロッコ)劇本出現後,便會追加「華麗なる戦い」。 ●隠藏模式(二) 在ジオンDISK中令ネオ・ジオン、アクシズ、正統ジオン、新生ジオン劇本出現後,便會追加「デギンの憂鬱」。 Top | 目錄 | あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行
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機動戦士ガンダム MS08小隊 機動戦士ガンダム MS08小隊情報 解説 サブタイトル 登場MS,MA情報 情報 機動戦士ガンダム MS08小隊 監督 アニメーション製作 製作 放送局 放送期間 話数 全?話 解説 サブタイトル 話 サブタイトル 1 2 3 登場MS,MA情報 (軍名) 型式番号 機体名 (軍名) 型式番号 機体名
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